放課後等デイサービスびよんどで行っている基本的な本人支援についてまとめています。
また、「5領域についての関係性」もまとめています。
5領域の内容は次の通りです。
①「健康・生活」
②「運動・感覚」
③「認知・行動」
④「言語・コミュニケーション」
⑤「人間関係・社会性」
一軒家という環境を活かして、家庭的な雰囲気の中で食事・排泄・着替えなどの生活スキルを身に付ける取り組み。
おやつ作りや料理体験を通して、「食」への関心や家庭での役割を意識する力も養います。
「一人でできることが増える」ことは、将来の自立した住まい選びにも直結します。
感覚遊びや運動遊びを通して、心と体の安定を育て、安心して過ごせる「びよんど=居場所」をつくります。
運動によるストレス発散や情緒の安定が、他者との関わりをスムーズにし、安心できる第三の居場所としての役割を果たします。
SST(ソーシャルスキルトレーニング)や生活場面での声かけを通して、「状況に応じた行動」「見えないルール」への理解を深めます。
社会に出た時に求められる行動の選択力や問題解決力の土台を作り、将来の就労に向けた準備となります。
安心できる環境の中で、自分の気持ちを言葉で伝える練習を行い、「話してもいいんだ」と感じられる「居場所」に。
職場での報告・連絡・相談といった対人スキルの基礎としても重要です。
SSTや集団活動を通して、年齢や特性の違う仲間との関わりを学びます。**「人とつながる心地よさ」や「助け合う経験」**を通して、びよんどを「安心できる場所」として捉える力に。
同時に、社会に出た時の対人関係や集団行動にもつながる、人付き合いの基礎が身に付きます。
学習支援(スマイル・キラリ)
→【認知・行動】や【言語・コミュニケーション】の力を伸ばす時間。将来の「職」にも直結する「机に向かって集中する力」や「わからないことを聞く力」を育てます。
おやつ作り・料理体験
→【健康・生活】【人間関係・社会性】の両面に関わり、「住」での自立的生活を目指す力を育てます。
SST(社会性トレーニング)
→【認知・行動】【人間関係・社会性】の中心活動であり、主に「職」の準備として活用されますが、あらゆる場面の「居・住」にも役立つスキルです。
ご家庭と事業所が連携し、一貫した関わりを持つことで、子どもにとって安心できる環境を整えます。
お子様の成長や困りごとを保護者と共有し、ポジティブな関係性の構築を支援します。
「困った時は、なんでも相談してほしい」という姿勢で、日常の悩みから進路・就労に関するご相談まで幅広く対応しています。
年に1回の保護者会では、高学年の保護者を対象に、進学・進路・卒業後の生活など、将来に関わる情報提供や意見交換の場を設けています。
保護者の方との個別面談や連絡帳で、日々の関わりも大切にしています。
お子様の特性に応じた家庭での対応の工夫について、具体的なアドバイスや提案を行います。
行動面での対応や学習環境の整え方、きょうだいとの関わり方についても必要に応じて支援します。
ご希望やタイミングに応じて、保護者同士の交流会や情報交換の場を検討・開催しています。
→「同じ悩みを抱える人がいる」という安心感は、保護者の孤立感を減らし、支え合いにもつながります。
お子様のきょうだいにも、できる範囲で気持ちを汲んだ関わりを意識しています。
保護者からきょうだい関係についてのご相談があった場合も、寄り添いながら一緒に考える姿勢を大切にしています。
びよんどは、子どもたちが安心して通える場所であると同時に、保護者の方にとっても「相談できる安心の場」でありたいと考えています。
ご家庭のペースに寄り添いながら、これからも一緒に歩んでいきます。
びよんどでは、「移行支援=健常児と同じ環境を目指す」ことではなく、
「その子がこれから生活していく環境や人間関係を、より良いものに整えていく支援」と捉えています。
進学・卒業・就労・進路の選択など、ライフステージの変化に対して、本人・家族・学校・地域と連携しながら支援を進めています。
中学・高校・卒業後の進路を意識した声かけや活動を、日頃の支援の中に組み込んでいます。
高学年になると、年1回の保護者会で進学・就労に関する情報を提供し、卒業生の事例紹介なども交えて、将来の選択肢を一緒に考える機会を設けています。
子ども自身にも、年齢や成長に応じた「働く」「生活する」ことへの関心を育てる支援を行っています。
学校の担任や支援員の方々と連携・情報共有を行い、学校生活でのつまずきや配慮点を共有しています。
必要に応じて、連絡帳や面談、ケース会議などを通じて情報を橋渡しし、学校とのつながりをサポートしています。
放課後や休日だけでなく、「日中の環境(学校生活)」も見据えた支援を大切にしています。
地域行事や外出活動、買い物体験などを通して、「地域で生活する」ことの体験や練習を行っています。
「人と関わる力」や「公共の場でのルール」など、実際の生活で役立つスキルを身につけることで、地域の中での安心感や自信を育てます。
同年代の子どもたちと関わる中で、自然な形での仲間づくり・社会性の育成をサポートします。
その子にとって必要なサポートを「いつ」「どこで」「誰と」行うかを見極め、本人と家族を中心にした支援チームの一員として関わります。
「本人支援」や「家族支援」と重なる部分も多く、日々のやりとりの中から未来につながるヒントや変化を丁寧に拾い上げていきます。
▶ 「この子にとって、よりよい環境とは何か」を一緒に考え、準備していくこと。
▶ 周囲の人との関係性や関わり方を整えることも、移行支援の大切な一部です。
▶ 移行支援は「将来の一瞬の出来事」ではなく、「日々の関わりの中で積み重ねていくもの」だと考えています。
びよんどでは、「子どもたちが安心して地域で暮らしていくためには、地域全体での支え合いの仕組みが必要」と考え、
通所しているお子さん一人ひとりを中心に据え、関係機関・地域資源との連携を重視した支援を行っています。
こども家庭センター、障害者支援センター、相談支援事業所など、専門機関との定期的な情報共有・連携を行っています。
個別支援計画の作成時やモニタリングの際には、相談支援専門員との連携を密に取り、家庭・学校・医療などとの橋渡しを意識した支援を実施しています。
必要に応じて、医療機関や支援学校、心理士等の専門職とも連携し、専門的な視点を支援に反映させています。
地区の民生委員・児童委員、地域包括支援センター、地区社協など、身近な地域資源とのつながりを少しずつ構築しています。
地域の行事や活動、福祉教育などへの参加機会を通して、**「地域に知ってもらう」「顔の見える関係を作る」**ことを意識しています。
将来的には、地域の方々との見守り・支え合いのネットワークづくりにも取り組んでいきたいと考えています。
同地域内の他の放課後等デイサービスとの情報交換を行い、利用者に応じた支援内容の共有や役割分担を意識した連携を行っています。
今後は、特に支援の難しいケースなどで事業所間の連携・協働による支援体制を強化していく予定です。
また、児童期だけでなく、成人期の福祉事業所(就労支援、生活介護等)とのつながりを持つことで、将来を見据えたスムーズな移行支援も視野に入れています。
子どもたちが**地域の中での体験活動(買い物、公園、電車の利用など)**を通して、「地域の一員」として過ごす力を育てています。
地域との接点が多いほど、本人の安心や自信につながり、地域で暮らすことそのものが支援の場になると捉えています。
▶ 「連携」は、日常の小さな関わりの積み重ねから生まれるもの
▶ 支援の主役は子どもたちであり、その子を中心に据えた“つながり”を丁寧に紡いでいくことが私たちの役目です
▶ これからも「地域で育ち、地域で生きていく」子どもたちを支えるために、地域とともに歩む支援を目指していきます
放課後等デイサービスびよんどでは、すべての職員が安心・安全な支援を提供できるよう、定期的な研修の実施とスキル向上のための取組を行っています。
法定研修を遵守することはもちろん、実践的かつ現場に活かせる学びを重視し、チーム全体で成長できる環境づくりを大切にしています。
以下の研修は、すべて義務に基づき、年に1回以上または規定の頻度で実施しています。新入職員には入職時に必ず実施しています。
研修・訓練名 | 実施頻度 | 備考 |
---|---|---|
① 虐待防止研修 | 年1回 | 入職時にも実施。外部講師を招く場合もあり。 |
② 身体拘束等適正化研修 | 年1回 | 法令に基づき、ケースを通じた実践形式で実施。 |
③ 感染症・食中毒予防研修・訓練 | 年2回(研修2回・訓練2回) | 嘔吐対応訓練や手洗い講習なども実施。 |
④ 感染症BCPに係る研修・訓練 | 年1回(研修1回・訓練1回) | BCPマニュアルを用いた想定訓練を実施。 |
⑤ 自然災害BCPに係る研修・訓練 | 年1回(研修1回・訓練1回) | 地震・火災を想定した避難訓練など。 |
⑥ 消防訓練(防災訓練) | 年2回 | 地域消防署と連携する場合もあり。 |
⑦ 安全計画に基づく研修・訓練 | 随時 | 児童の特性に応じたリスク管理を全職員で共有。 |
入職時にオリエンテーションだけでなく、事業所の支援方針・個別支援計画の作成方法・危機管理などを丁寧に研修。
OJTを通して、経験豊富な職員が現場での支援力を育成します。
月1回のケース検討会を行い、支援方針の共有や多角的な視点でのアセスメントを大切にしています。
子ども一人ひとりに合わせた関わり方を全職員で考え、チーム支援の質を高めています。
相談支援・児童発達支援・就労支援など、多分野の外部研修に参加。
学んだ内容は内部で共有会を実施し、全体のスキルアップに還元しています。
医療・教育・福祉などの多機関と連携し、専門的な視点を取り入れた支援づくりを進めています。
学校や相談支援専門員とのケース会議参加など、実際の現場での連携経験を通して学びを深めています。
びよんどでは、職員一人ひとりの専門性と人間力を大切にしながら、安心してお子様をお預けいただける環境づくりに努めています。
引き続き、学び続けるチームであり続けられるよう、職員全員が「質の高い支援者」として成長してまいります。
~子どもたちの「できた!」を育む特別な体験~
びよんどでは、日々の活動に加えて、季節感・実生活・社会体験を大切にしたイベントを多数実施しています。
行事を通じて、子どもたちの「挑戦してみたい」「楽しい!」「ちょっと頑張ってみようかな」を育み、自信につながる経験を提供しています。
射的・フランクフルト・かき氷など、本格的な夏祭りを事業所内で開催!
企画・準備・片付けもみんなで協力して行い、「作る側の楽しさ」も体験できます。
いつもと違う非日常の体験から、協力・参加・達成感を育てる大切な行事です。
包丁で野菜を切る、計量する、火を使う…などの家庭的なスキルを楽しく学べる場です。
「自分で作って食べる」経験が、自信や将来の自立に繋がります。
子どもたちからのリクエストでメニューを決めることも多く、主体性を大切にしています。
中学生以上の自主通所可能な子を対象とした、お出かけイベント。
公共交通機関の利用や事前準備など、社会性と自立を意識した活動を実施。
これまでには「水族館」「電車乗車体験」」などを実施しています。
実際に現金を持ち、近隣のお店へおやつを買いに行く体験をしています。
お金の使い方やマナー、やりとりを通して、“社会の一員として”の練習になります。
職員が付き添いながら、子どもたちのペースで取り組みます。
春:お花見ピクニック
秋:ハロウィンパーティー(仮装・お化け屋敷など)
長期休み:びよんどスマブラ大会などそれぞれの季節を感じられる行事を取り入れ、楽しい思い出づくりと生活リズムの意識づけを行っています。
行事は「ただ楽しいだけ」で終わらせず、
社会性・自立・仲間との関わり・自己表現の場として設計しています。
「みんなと同じようにできる」よりも、その子らしく楽しめることを大切にしています。
行事の計画から関わることで、子どもたちの主体性や達成感を育てています。
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